シナリオライターと脚本家に違いはなく、呼び名が違うだけで、仕事内容はまったく同じです。
脚本を書く人は、脚本家ともシナリオライターとも、両方どちらの呼び名でも呼ばれます。
ですが、主に映画やテレビドラマなどの脚本を書く人が「脚本家」と呼ばれるのに対して、ゲームなどの脚本を書く人を「シナリオライター」と呼ぶことが多いようです。
ゲームのシナリオライターと、映画などの脚本家の違いとは?
ゲームのシナリオライターとは、従来のゲームだけでなく、最近流行っているスマホのソーシャルゲーム、いわゆるソシャゲと呼ばれるゲームのシナリオを書くことが多くなっています。
映画やテレビドラマなどの、昔からある脚本家の仕事と、ゲームのシナリオライターの仕事は、若干仕事内容に違いがあります。
映画やテレビドラマなどでは、ストーリー展開がフィルムや放送時間などの時間の長さに合うように、「時間や尺」を重要視して書きます。
それに対してゲームでは、プレイヤーの思う速度で進めるため、時間や尺はあまり関係ありません。
ゲームはプレイヤーが絵を見ながら進めることが多いため、主に「わかりやすく短くまとめたセリフ」が重要視されます。
では実際にゲームは、どんな風にシナリオを書くのでしょうか?
ソーシャルゲームなどのシナリオライターは、どうやってシナリオを書く?
ソーシャルゲームでは、プレイヤーがキャラクターの絵などを見ながら、画面に出ているセリフや文章などを読んでゲームを進めていきます。
画面の仕様として、一度に表示できる文字数は決まっているため、文章はダラダラと長く書かず、短く簡潔にまとめなくてはいけません。
場面や状況説明などは、絵を見ればわかるようになっているので、シナリオライターが主に書くのは、簡単な説明文と、キャラクターのセリフです。
特にソーシャルゲームでは、セリフを読みながらストーリーを進めることが多いので、セリフはかなり重要な要素になってきます。
小説のように多彩な表現はせず、簡潔でインパクトのあるシナリオが求められているようです。
まとめ
○ シナリオライターと脚本家は、呼び名が違うだけで両方同じ
○ 映画やテレビドラマでは「脚本家」と呼ばれ、ゲームでは「シナリオライター」と呼ばれる
○ ゲームのシナリオライターの違いは、ゲームの仕様に合わせたシナリオを書くこと
ソーシャルゲームは最近増えているため、ゲームのシナリオライターは今後もさらに需要が増えるのでは?と言われています。
ゲームにある程度詳しくないとできない仕事ですが、需要はあるので、ゲーム好きの人は目指してみるのもいいかもしれませんね。