脚本家として所属できる会社はあるの?マネジメント会社は?

映画やテレビドラマなどの映像作品の脚本を手がける脚本家には、映画会社やテレビ局などの映像制作会社に所属しながら脚本を執筆する人や、フリーランスとして仕事をする人など、さまざまな仕事のやり方があります。

映像制作に関する仕事の中でも、独立した職能となる脚本家は、脚本を執筆することに関しては単独での仕事完遂も可能ですが、継続した仕事の依頼受注や経理処理などの付随した作業を考えて、脚本家事務所に所属するプロの脚本家も多くいます。

脚本家事務所として有名な事務所には、MAフィールド、オリガミパートナーズ、sacca株式会社、オフィスブルー、ドリームプラスなどが挙げられます。

脚本家が会社や事務所に所属することのメリットやデメリットなどについて紹介します。

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脚本家がマネジメント会社に所属するメリットやデメリットは?

脚本家としてのデビューや実績が伴わない新人にとって、脚本家をマネジメントする会社に所属すると、事務所を経由して多少なりとも仕事を受けられるメリットがあります。

その一方で、会社によってはさまざまな雑用を任されるなど、本来の脚本の仕事とは関係ない仕事を任される可能性もありますが、会社によってその実情は異なります。

一般的には、新人には「企画書」や「プロット」の制作を頼まれることが多く、採用されなければ報酬が得られない可能性などもあり、本来の脚本を書かせてもらうには、それなりの時間と実績が必要となります。

独立した職能を持つ脚本家がマネジメント会社に所属するデメリットは、事務所を経由して仕事を受けるために、報酬の一部が会社の取り分となる点が挙げられます。

とはいえ、会社に所属していなければ得られない仕事も多いため、売れっ子脚本家であれば、取得する報酬額と仕事の依頼件数を天秤にかける人もいるようです。

脚本家としてマネジメント会社に所属するためには?

脚本家としてマネジメント会社に所属するには、脚本家事務所の関係者とのコネがあれば、紹介してもらうことが最も簡単で確実な方法です。

しかし、一般的にはコネなどない人が大半で、脚本家の会社の募集やシナリオ講座などに参加して応募したり、シナリオセンターなどの講座を受講して紹介してもらったり、所属したい会社に直接売り込みをかける方法などが考えられます。

いずれの方法でも、これまでにシナリオや脚本を書いた作品の一つもない状態では難しいため、アピールするための作品を書き上げ、コンテストへの応募や関係者との接点を日頃から探す行動力が必要です。

脚本家がマネジメント会社に所属する理由

脚本家が、マネジメント会社に所属する理由には、フリーランスとして脚本の仕事を受ける不安定さを解消し、安定した仕事量を確保することと、脚本以外の雑多な仕事を軽減する目的があります。

その一方、ひとりで執筆すれば満額の報酬が得られるギャラの一部を所属する会社の取り分が発生するため、売れっ子脚本家であれば、そのバランスが悩ましいのかもしれません。

実績が伴わない新人にとっては、脚本家の会社に所属することは、先輩脚本家の仕事を勉強でき、少なからず仕事を受けることができるメリットが大きいと考えられます。

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