シナリオライターに求められるプロットの作成とは?

映画監督やプロデューサーは、映像化する作品の設計図となる脚本の執筆を脚本家やシナリオライターに依頼します。

依頼を受けた脚本家やシナリオライターは、原作やオリジナル作品のストーリーの設計図となるプロットを作成して、依頼主である映画監督やプロデューサーと脚本の完成形について打ち合わせをします。

脚本家やシナリオライターがつくるプロットは、シナリオの構成がわかるように書かれたものを指し、あらすじとは異なります。

シナリオライターがなぜプロットをつくるのか、また、プロットはどのようにつくられるのかなどについて紹介します。

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シナリオライターは、なぜプロットをつくるのか?

シナリオライターが書く脚本は、文字で書かれた作品を映像作品とするために必要な情報が細かく書かれた設計図となり、いきなり詳細な設計図を書いてしまうと、修正や変更などが行いにくくなります。

そのため、シナリオライターは、脚本を書く物語のセールスポイント、いつ?どこで?誰が?なぜ?何をする?主人公の敵は誰か?何か?、どのようにしてストーリーが始まるのか?結末はどうなるのか?などの物語の骨格となる項目を、プロットとして作ります。

シナリオライターによってプロットの書き方は統一された書式があるわけではなく、作品によっても作り方に違いがみられます。

一般的には、プロットはシナリオライターがストーリー展開を考えたり、整理するために必要な未完成の作品であり、依頼主との打ち合わせで変更や修正を加えて詳細な脚本の執筆に利用されます。

シナリオライターのプロットの書き方は?

シナリオライターのプロットの書き方には、ストーリーの展開の考え方の違いによっていくつかのパターンが考えられます。

ストーリーの展開には、起承転結、序破急、三幕構成、シンデレラ曲線といったものがあります。

シナリオライターが書く一般的なプロットでは、ストーリーを3つの幕に分け、オープニング、セットアップ、カタリスト、セントラル・クエスション、第2の10ページ、第3の10ページ、ファースト・ターニングポイント、フィン・アンド・ゲームズ、ミッドポイント、バッド・ガイズ・クローズ・イン、オール・イズ・ロスト、ダークナイト・オブ・ザ・ソウル、セカンド・ターニングポイント、クライマックス、レゾリューション、エンディングといった項目を箇条書きで記入されます。

一般的には、プロットは用紙2枚程度に前述した項目を箇条書きで書かれ、2000字から10000字程度で見やすいようにまとめられ、依頼主との打ち合わせやシナリオライターが、執筆する際に利用され、定型はありません。

プロットは、シナリオライターが書くストーリーの設計図

シナリオライターが脚本を書く場合、映像化する作品の依頼主との打ち合わせや協議が必要であり、その際にどんな脚本とするのか、打ち合わせの材料ともなるのがプロットです。

プロットは、シナリオライターが書こうとするストーリーの骨組みとなる設計図であり、物語のあらすじとは違います。

一般的なプロットは、ストーリーの展開を三幕に分け、そこに必要となる項目ごとに箇条書きで書き上げ、決まった形式はなく、シナリオライターそれぞれが見やすいように書き上げられます。

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