脚本家と小説家には、どのような違いがあるのでしょうか?
脚本家が手がけた映画の小説を単行本として書くこともありますし、小説家が映画などの脚本を手がけることなどもたまにあります。
ここでは脚本家と小説家の仕事内容の違い、収入の違いについて見てみましょう。
脚本家と小説家の仕事の違いについて
小説家は、作品がヒットすれば映画化することもありますし、実際にあったパターンでは「推理小説家が、ミステリー映画の脚本を依頼された」という実例もあります。
また、脚本家が、自分が脚本を担当した映画の小説を書いて出版することもあります。
脚本家が小説家に転向したり、脚本家が副業として小説を書いたり、その逆もあったりします。
小説と脚本の書き方は、テクニックとして細かい違いはありますが、キャラクターを生み出してドラマを作るという意味では、仕事内容は少し似ているかもしれません。
どちらも人生経験を積んだり、豊富な知識を身につける必要があるといえます。
しかし、脚本家が映画監督や俳優など色々な人たちと関わって仕事をしていくのに対して、小説家は基本的に一人で行う孤独な仕事であるかもしれません。
脚本家と小説家の収入には違いがある?
人にもよりますが、小説家の年収は、平均で200万円~400万円ほど。
何万部ものヒット作を書いている小説家は、年収1000万円以上になることも。
テレビに出演するような有名な小説家であれば、年収1億とか、何千万もの収入になることもあります。
収入源としては、小説の単行本の印税、雑誌の連載や新聞などへ掲載した時の原稿料など。
小説家の原稿料は、400字詰の原稿用紙1枚ごとに計算され、人によって金額はさまざまです。
単行本の印税なら、1冊につき定価の約10%ほどの金額。
テレビ出演や講演会などや、養成スクールの講師など、関連の仕事で収入が得られる場合もあります。
脚本家と小説家の収入の平均値には、それほど大きな違いはありませんが、脚本家はテレビ局や事務所に所属すれば月給がもらえるので、脚本家のほうが若干安定しやすいかもしれません。
しかし、やはりヒットするかしないかで人によって大きく変わるようです。
まとめ
○ 脚本家が手がけた映画の小説を書いたり、小説家が映画の脚本を書くこともある
○ 小説家の年収は、平均で200万円~400万円ほど
○ 単行本の印税が頼りの小説家に対して、脚本家は事務所などから月給がもらえることも
映画監督や俳優や色々なスタッフと関わって仕事をするのに対して、小説家は基本的に一人で行う孤独な仕事です。
ですが、人生経験を積んで膨大な知識をつけ、色々な人たちを見てこないと書けない仕事、というところは同じのようですね。