作家稼業というものは生活のリズムが乱れがちであるという話があります。
実際に脚本家やシナリオライターは徹夜をしてでも執筆をしないといけないのでしょうか。
締め切りは絶対順守!
脚本家のみならず、小説作家やイラストレーターなどは、締め切りを順守しなければなりません。
これは法的措置などを取られるというよりも、大勢の人がかかわる大規模な仕事で信用がとても重要なので、締め切りを守らないと次の仕事が受けられなくなるという意味が強いのです。
締め切りとは脚本家や創作者を追いつめるためのものではなく、その作品全体を期日までに完成させるためのスケジュールにのっとったものなのです。
マンガ家や作家はよくジョークのように、締め切りを守り切れないものと語られることがあります。
実際に締め切りを守れなくとも視聴率や販売部数などに貢献できていれば、次の継続的な仕事に繋がるかもしれません。
しかし仏の顔も三度までというように、何度しても許される行為ではありません。
特に無名や成長過程の段階では、致命的なものです。
そういった面では、締め切りを守るためなら徹夜であろうが睡眠不足であろうが締め切りを守らないといけないわけです。
もちろん締め切りを守れるのであれば、朝型の生活でなんら問題はないわけです。
執筆自体に時間は関係ない
現在ではパソコンで脚本を執筆する人も多く、原稿用紙を用いるより時間も場所も選ばなくなっています。
受ける仕事によっては打ち合わせに時間を割く必要が大きくなってくるため、会議室で執筆することもあるようです。
また実際に収録をしているところを確認したり、それに合わせて修正をしたりなど、ただ執筆をしてしまえば終わりというものではありません。
いってしまえば臨機応変に合わせていかねばならないため、サラリーマンのように定時帰宅というものがないわけです。
徹夜はしない方がいい?
極端なところ、徹夜はしない方がいいのです。
徹夜をすると疲労のために仕事のクオリティは下がらざるをえませんし、またリズムが崩れてしまえば打ち合わせなどの他人の仕事にも影響を与えかねません。
そもそも脚本を執筆するという仕事は、夜でないとできないものではありません。
むしろ日中にできる方が利点は圧倒的に多いでしょう。
徹夜をしてリズムを崩すような難しい仕事であれば、リスクやスケジュール管理の面からは、受けなければいいということになります。
まとめ
○脚本家が徹夜をする必要性は少ない。
○それでも締め切りを順守するためにはしなければいけないことがある。
○プロであるならばリスクやスケジュール管理は当然のことである。
有能であれば、徹夜をせずともしっかりと自己を管理できるものです。
もし徹夜をしなくては守れない締め切りであれば、それは仕事量が見合っていない証左なのかもしれません。