脚本家になるためには、持ち込みや営業をしたほうがいいのでしょうか?
持ち込みとは、自分で書いた脚本をテレビ局のプロデューサーやベテランの脚本家に見てもらうことですが、脚本家の業界ではそういうことはほとんどありません。
それはなぜでしょうか?
脚本家が原稿の持ち込みをすることはほとんどない
脚本家になるために、新人が原稿の持ち込みをすることはほとんどありません。
何の肩書きもコネもない新人が、ベテランの脚本家やテレビ局などに急にシナリオを送ったりしても、まともに取り合ってもらえることは少ないからです。
ベテランの脚本家やテレビ局のプロデューサーなどはただでさえ忙しく、作品を急に持ってこられても迷惑ですし、無名の新人の脚本を読む時間などはほとんど無いでしょう。
例えばマンガ家などなら、出版社を訪ねて編集者に原稿を見てもらうのはスタンダードな方法ですが、脚本家に関してはそういう方法は一般的ではありません。
脚本家の卵が脚本家になるための方法としては、シナリオコンクールに応募するか、シナリオスクールに通うなどがスタンダードな道のりです。
シナリオスクールにはベテランの脚本家が講師として参加していることがあるため、そこで直接脚本を評価してもらうことはできるかもしれません。
脚本家は持ち込みはしないが、デビュー後の営業が大切
脚本家の卵が原稿の持ち込みをするケースはほぼありません。
実際に持ち込みをしたり、脚本をテレビ局のプロデューサーに送ったりした人もまれにいるようですが、ほとんど返事などは返ってこないようです。
ですが、シナリオコンクールなどを受賞した後は、プロデューサーなどと飲みに行って親しくなったり、小さな仕事でもたくさん数をこなしてどんどん営業していくことが大事です。
一人の脚本家の道のりとしては、まずシナリオスクールに通ったり、シナリオコンクールで賞を取ったりします。
その後デビューしてからは、ひたすら仕事の数をこなして評判を上げて肩書きを増やすことで、より大きな仕事が舞い込むと言ってもいいでしょう。
まとめ
○ 新人の脚本家が作品の持ち込みをするケースはほとんどない
○ 新人がプロデューサーやベテラン脚本家に作品を見せても迷惑がられることが多い
○ 作品をプロデューサーに見せるより、ヒット作を出して評判を上げるのが近道
脚本家になるには、作品の持ち込みをするより、シナリオスクールに通ったりシナリオコンクールで賞を取ったりするのがポピュラーな方法です。
デビューした後も、待ちの姿勢ではなく、自分から数多く仕事をして名声を上げることで大きな仕事につながるといえますね。