40歳から脚本家を志して、プロになることはできるのでしょうか?
その場合、何か条件や、困難なことなどはあるのでしょうか。
40歳から脚本家になれる?
40歳からは脚本家にはなれないとは言いませんが、テレビドラマなどの流行の最先端を先取りしたストーリーを書くためには、ある程度若い感性が必要です。
また、深夜まで仕事をしたり徹夜続きだったり、一日中机で執筆作業をしていたり、場合によっては取材などに出かけたりと、脚本家はなかなか体力も必要とする仕事です。
どうしても不健康な生活パターンになりやすいため、若いうちのほうが無理がききやすいということもあるでしょう。
シナリオスクールに通ったりする脚本家志望の人の中には、もちろん40歳以上の人もいます。
シナリオスクールに通う目的は、趣味として通っていたり、自分の劇団を立ち上げるために必要だったり、シナリオコンクールに応募してプロになるために通っていたり、人によってさまざまです。
元々会社員として働いている人や主婦などもいるため、脚本家を目指す人の年齢層には割とバラつきがあります。
脚本家になるには40歳からでは遅い?
40歳から脚本家を目指しても遅くはありません。
しかし、シナリオ大賞などによっては即プロデビューする賞もあるため、「40歳以下」という年齢制限の条件がつく場合もあります。
新しい感性を持っていることが大事だったり、朝から深夜まで仕事し通しの体力勝負だったり、周りの若いスタッフとコミュニケーションを取る必要があったりするため、若いに越したことはないといえます。
映画の業界なら、下積みが長く必要な場合が多く、新人が突然に入りやすい世界とは言えません。
ある程度若いうちから脚本を書きなれている必要があります。
テレビドラマの業界は、常に今までにない新鮮な感性のドラマが求められています。
時代に合った新しい感性や、流行を敏感に察知する能力が必要不可欠です。
脚本家になるには年齢の制限はありませんが、若々しい感性と、多少の無理がきく体力、周りのスタッフとコミュニケーションを取る能力が、必要な条件と言えるのではないでしょうか。
まとめ
○ 脚本家に年齢制限はないが、シナリオ大賞では40歳以下の条件があることも
○ 下積みが必要な場合もあるため、若いほうが有利なこともある
○ 若い感性と、無理がきく体力、コミュニケーションを取る能力が必要
40歳から脚本家を目指しても、決して遅くはありませんし、新たなスキルを身につければ脚本以外でも役に立つでしょう。
若い感性を保つように努力して、積極的に執筆していれば、できないことではありません。