地方在住で、脚本家を目指すのは難しいことなのでしょうか?
脚本家の出身地には色々な地方の人もいますが、そういう人は東京に出てきているのでしょうか?
脚本家になるには、地方在住の人は厳しい?
まず脚本家になるためには、地方でもシナリオスクールの通信講座があります。
現在ではwebを通して、パソコンなどがあれば自宅にいながらにして脚本家の勉強ができるのです。
脚本家やシナリオライターを目指すための指南書はたくさん出版されていますし、脚本の勉強だけなら地方にいても何ら問題なくできます。
脚本家としてデビューするだけなら、シナリオコンクールに郵送で応募し、入賞すれば脚本家になれますので、難しいことではないでしょう。
脚本家になるだけなら、特に東京に行く必要などはないわけです。
プロの脚本家として、地方でやっていける?
脚本家になるまでであれば、地方在住でも大きな問題はないのですが、脚本家として地方でやっていくのは、あまりおすすめはできないかもしれません。
映画やテレビドラマなどの脚本は、あらすじや初稿の段階から細かくプロデューサーと話し合い、何回も書き直しを重ねて完成原稿を作り上げるものです。
脚本の仕事を依頼するプロデューサーから見れば、頻繁に会って会議やミーティングができる、東京在住の人のほうが、やはり仕事は頼みやすいかもしれません。
常に修正や書き直しをしながら、より良い脚本を作るために、打ち合わせや話し合いは必要不可欠です。
電話などではなく、直接会って話をしないとわからなかったり、伝わらない可能性もあります。
現場にいないと気づかないことことなども、やはりあるでしょう。
実際にシナリオコンクールの入賞者で、「新人の脚本家が地方で仕事をするのは難しい」と言われた人もいるとか。
地方に住んでいて、シナリオコンクールを受賞して脚本家になった人は、東京に出てきている人も多いようです。
地方在住では不可能とまでは言えませんが、地方在住で脚本家の仕事をするには、デメリットを乗り越えるだけの魅力や実力が必要なのかもしれません。
まとめ
○ 地方でもシナリオスクールの通信講座があり、コンクールも郵送で応募できる
○ 脚本家になるだけなら、特に東京に行く必要などはない
○ 実際の仕事は打ち合わせが頻繁にあるため、プロの脚本家なら東京にいたほうが有利
地方在住でシナリオコンクールに応募し、入賞してプロとしてやっていける見積もりがついてから、上京してみるのも悪くはないかもしれません。
シナリオコンクールに入賞すれば高額な賞金がもらえることもありますから、引越し費用や当面の生計は何とかできることもあります。