脚本家になったからといって、すぐにヒット作が書けるわけではないようです。
どんなすぐれた脚本家にも、下積み時代があります。
また、最初から映画の脚本家というわけではなく、テレビドラマや舞台などの脚本もあり、収入も場合によってさまざまです。
有名な脚本家の下積み時代とは?
脚本家にはさまざまな下積み時代がありますが、人によっては最初から映画の脚本を書いていたわけではなく、テレビドラマや舞台の脚本から始めるケースもあります。
その他に、アニメやゲームなどは常に脚本家が不足しているともいわれています。
映画以外の小さな仕事などをこなして、下積み時代から少しづつステップアップし、大ヒット映画の脚本などが書けるようになっていきます。
また日本では、映画の脚本を映画監督が自分で書くことがしばしばあります。
映画監督の巨匠の黒澤明は、自分で脚本を書いていました。
黒澤明は、下積み時代は助監督をしていましたが、ハードな助監督の仕事をしていても、毎晩帰ってきてから、いつか自分の映画で使うための脚本を書きためていました。
黒澤明の名言に、「1日に1枚しか書けなくても、1年かければ365枚のシナリオが書ける」という言葉があります。
忙しい下積み時代でも、毎日シナリオを書いていればいつか脚本家として成功できるといえるでしょう。
脚本家の収入は、下積みを乗り越えるとどれぐらいになる?
脚本家は、下積み時代の収入は少なく、シナリオを書いた本数によって変わります。
映画などの脚本の収入は、数百万から数千万ほどで、場合によってさまざまです。
売れっ子になると収入も上がっていき、映画などでヒットしたり、DVDが発売されたりすると、億単位の収入になることもあるといわれています。
ハリウッド映画の脚本家だと、映画1本分の脚本で1億円以上になることもあるそうです。
その他、テレビドラマだと1分につき1万円ほどで、長いシリーズだと1000万円ほどになることもあるようです。
ラジオの放送作家などだと、10万円ほどだそうです。
キャリアや人気が上がれば、ギャラの単価も上がっていくのが一般的です。
まとめ
○ どんなすばらしい脚本家にも、下積み時代がある
○ 脚本家の収入は、シナリオを書いた数によって決まる
○ 脚本家は下積みの頃は収入は少なくても、ヒットすれば高額な収入がある
脚本家になるまでは大変な道のりですし、下積み時代もありますが、それを乗り越えてはじめて脚本家として成功するといえるでしょう。